コンベヤベルトファスナーの選択のことに関して言えば、おそらく「ビッグ 3」についてお聞きになったことがあるでしょう。つまり、ベルト定格/テンション、ベルト厚、プーリ径です。私達はその大ファンなので、それについてのブログさえ書きました。しかし、ファスナーの決断をするための要素はそれだけではありません。その用途とあなたが搬送する材料、使用するベルトの種類、さらには何の金属が最適に働くのかまで考えなくてはなりません。
あなたの選択でどの種類のベルトがあるか準備することは簡単で、あなたの用途に見合う情報を集めることはさほど苦労はありませんが、時に人々を悩ませるのは金属の選択です。それは硬すぎて荷重領域で割れやすくなりますか？それは柔らか過ぎて研磨剤の用途で砕けますか？金属の選択は、十分に推進されないとても重要な要素です。ですので、ここでそれについて話しましょう。
適切なファスナーを選択することは重要です。当社のメカニカルベルト固定システムページのフィルターを使用し、厚さ、PIW、最小プーリ径、用途をベースに選択します。
なぜ金属の種類は大切なのでしょうか？
もしあなたがファスナーの寿命を最大に長持ちさせて早すぎるスプライス摩耗を防止したいと思っているのなら、ファスナーの素材はその用途と適合させなければなりません。適切な金属の選択は、ウェットおよび研磨の用途から高い腐食環境まで、様々な状況下で最大限の性能を発揮させます。ですので、選択肢はたくさんあります。
では、どこで最適に使えるのか、またあるケースではどこで全く使えないのか、少し立ち止まってすべての金属を見直してみましょう。
スチール
標準的なファスナー金属で、酸や化学製品による腐食が発生する可能性のある環境には推奨されません。
亜鉛メッキ鋼
メッキなし鋼より高い耐錆性。
ステンレススチール
ステンレススチールは酸と化学製品による摩耗と腐食に対して強力な耐性を提供します。
Everdur®
耐食性銅合金およびシリコン合金。完全な非磁性で火花発生がない、低い耐摩耗性。火花を発生させない Everdur ファスナーがどのように穀粒の用途で爆発の危険を減少できるのかについてもブログがあります。
MegAlloy®
耐摩耗性に優れています。スチールと比較したときにサービス寿命が延びます。衝撃や腐食の影響を受けやすい用途には適していません。
RustAlloy®
低クロムステンレススチール。鉱水および他の種類の化学製品からの腐食を防ぎます。
ゴム引きスチールトッププレート：あるファスナーには、優れた耐摩耗性のゴム引きトッププレートが付属品として付いています。
Flexco では、金属の選択を始めとし、ファスナーに関係するすべてについて一貫してテストをしています。これらのテストをベースとして、私達は各金属の重要な性質を分析したチャートを作成し、ご参考までに以下に含めました。
まだ迷っていますか？
どのファスナーをあなたの用途で使用するかを決めるにはたくさんの要素があります。そして、私達はここで少しだけ触れさせていただきました。もしまだお悩みでしたら、各ファスナーラインのページにある、「選択のヘルプ」ボタンをチェックいただくことをお薦めします。そしていつものように、こちらからブログを定期購読されて、ファスナー選択のさらなるブログもご期待ください。
著者：ラス・ハインツ、トレーニングおよびテクニカルスペシャリスト
ラス・ハインツは、1995年のFlexcoへ入社し、トレーニングおよびテクニカルスペシャリストとなるまで、社内で様々な業務を担当していました。この中で、ハインツ氏は施設内および現場試験を通じて当社の製品の効率に重点を置いています。ハインツ氏は、Flexco従業員、販売店、顧客に対して、対面式やハンズオン、室内または現場でのトレーニングを定期的に実施しています。