 |
| 牛肉のかすは床に落ち、クリーニングと消毒にかかる時間を増やします。 |
食肉処理工場で一番切実な問題を特定するとなると、多くの人がそれぞれ異なる答えを返すでしょう。メンテナンスの観点から見れば、回答はダウンタイムとマンパワーになるでしょう。また食品の安全性と品質という点からは、クリーニングと消毒が回答のはずです。そして事業の観点からは、「上記のすべて」が回答になります。では、消毒、ダウンタイム、マンパワーの3つが組み合わさって、1つの切実な問題になるのはどこでしょうか？それはコンベヤです。
すべては消毒から始まる
食肉工場で働き始める際、最初に学ぶことの1つが衛生です。アレルギー源、細菌、および化学汚染から食品の安全を守るべく、全員が実行すべきことをきちんと実行するよう、規制当局は求めています。ご自身の施設、および処理する食肉の種類に応じて、お使いのコンベヤベルトを清掃し、水で洗い、消毒するために、1日1回、2回、あるいは3回、生産ラインをシャットダウンする場合があります。
このプロセスは毎回数時間を要し、メンテナンスチームはそれにかかりきりになります。時には作業を迅速に済ませるため、チーム全体が駆り出されることもあるでしょう。それにより、この時間内に完了させられたであろう他の業務は待ちぼうけを食らうことになります。今の時代、時間に余裕がある人などいるでしょうか？利益に影響を及ぼす問題はここから始まり、経営陣の注意を引くことになります。
コンベヤベルトの消毒にかかる時間、マンパワー、さらには水などのリソースをどう節約するのか？
最近の労働力不足を踏まえて、あらゆるものを可能な限り消毒しなければいけないことに焦点を当てると、大いに注目すべきトピックになります。Food Safety Magazine誌もこの記事の中で、衛生関連のリソースを節約する重要性について述べています。より精密な噴射技術や静電技術など、水と化学物質の使用量を抑える新テクノロジーが登場しており、またさらなる自動化により、クリーニングプロセスで使用されるマンパワーの量も減らすことができます。
しかし、お使いのコンベヤに小さな変更を1つ加えるだけで、消毒時にベルト上に残る食肉のかすや脂肪を最小限に抑えることができるとしたらどうでしょうか？
工業用ベルトクリーナーの世界へ
 |
| 工業用ベルトクリーナーが、ベーコンが床に落ちてコンベヤに張りつくより早く効果的にベルトからこすり落としています。 |
食品加工産業で使用されているタイプのベルト用に設計されたクリーナーを、お使いのコンベヤに取り付けることで、コンベヤベルトの消毒にかかる時間にすぐさま効果が現れます。工業用ベルトクリーナーには、クリーナー ブレードとベルトの接触を最適化するテンション機構が備わっており、牛肉、豚肉、鶏肉などがプーリを周り、コンベヤのフレームや部品にくっついたり、床に落ちたりする前にこすり落とします。
それに加え、食品をベルトからこすり落とすというこの単純な動作により、消毒にかかる時間を減らせるだけでなく、食品を加工ラインに留めることができるので、生産完了時に利益を損なうことがなくなります。
しかし、お使いのベルトにクリーナーがすでに装着されている場合はどうでしょうか？それはコンベヤにボルト留めされているゴムやプラスチックの単純な部品でしょうか？自動的にテンションを維持する機能がなく、ブレードが常にベルトと接触していれば、そのクリーナーは非効率というだけでなく、ベルトとブレードの間に隙間が生じ、回収すべき食品がさらに増えたり、クリーナー ブレードを外して正しく消毒するのに余計な時間がかかったりする場合もあります。
それよりは、食品業界向けに設計され、食品等級の部材で構成されている工業用クリーナーに焦点を当てたいと思うでしょう。コンベヤのみならず、クリーナー自体の清掃と消毒を迅速かつ簡単に行えるように設計されたクリーナーを選びましょう。もう一つ念頭に置いてほしいのですが、食品事業者は、加工食品の生産ラインに機器類を直接配置しないといった、厳格な衛生ガイドラインを満たす工業用クリーナーを探し求めなければなりません。
FlexcoのFGS食品等級セカンダリ クリーナー
FGS食品等級セカンダリ クリーナーは取付けが簡単で、メンテナンスが簡単な硬いステンレススチールの部品を特徴としています。限られた数の部品で構成され、構造体からクリーナーを取り外す必要がないので、解体がわずか1分未満で簡単にでき、クリーニングと消毒が一瞬で終わります。またこのクリーナーには、ブレードをコンベヤのディスチャージプーリやヘッドプーリのところで、あるいはトレイリング位置で接触させたり、ヘッドプーリ後のベルトの裏面で接触させたりする柔軟性があります。
しかし、この言葉だけで判断してはいけません。動作中の様子を
これでも、工業用ベルトクリーナーが自分の施設でどう機能するかに自信が持てないでしょうか？ 
そして 
工業用クリーナーによるメリットを最大に活かす、あなたの施設用のコンベヤを特定してください。
著者：ジョナサン・モーガン、食品加工業界マネージャー
Flexcoの業界マネージャーであるモーガンは、食肉、製パン、および生産など、食品加工産業を担当しています。モーガンは機械エンジニアリング関連の教育を受けており、用途に関する知識、広範な産業ネットワーク、そして技術セールスサポートの経験を有しています。