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ベルト クリーニング101:キャリーバックと、お使いのコンベヤベルトのクリーニングについて知るべきこと

まずは基礎から始めましょう……キャリーバックとは何でしょうか?

キャリーバックとは、落下ポイントを通り過ぎ、コンベヤベルトの下面に沿って逆戻りしてしまう製品です。ベルト上のキャリーバックの量は、鉄鉱石、石炭、採石といった製品の種類、ベルトの調整方法、さらには機器周辺の気候や環境を含む多数の要素に左右されます。原因が何であろうと、目標は常に1つ - 危険を引き起こして生産力の喪失を招く前に、キャリーバック製品を回収することです。  

キャリーバックがベルトに残っていると、必ずどこかへ行くことになりますが、通常は地面に落ちることになり、製品の山を作ってしまいます。これはオンサイトの大きな危険というだけでなく、現場における不測のダウンタイムにつながり得る清掃作業を生じさせます。

製品が何であろうとコンベヤ上のキャリーバックは避けられませんが、正しい機器を取り付けていれば、多くの場合それを防ぐのは難しくありません。キャリーバックのせいで毎日1トン近くの製品を喪失している現場もある中、失った製品を回収することは、生産性と利益の向上をもたらす明白なソリューションのように思われます。とは言え、適切な機器を選んでキャリーバック問題を解決するのは、「万能型」製品を購入すればそれでいいというほど単純なこととは限りません。以下に、キャリーバックと戦う最適な方法をいくつかご紹介します。

第一段階:ベルト クリーナーの選択 

キャリーバックと戦うための機器選びは、用途によって左右されることがあります。採算性の高い選択肢があっても、重搬送環境では望む成果を得られないかもしれません。ベルトのクリーニング工具にはプレクリーナー、セカンダリ クリーナー、スプレーバー、ウォッシュボックスなどがあります。これらはそれぞれの目的に応じて効果的に機能しますが、それだけでキャリーバック全体を除去できるとは限らず、防御に穴を残してしまう恐れがあります。

プレクリーナーとセカンダリ ベルト クリーナー

プレクリーナーとセカンダリ コンベヤベルト クリーナー
Flexcoのプレクリーナーとセカンダリ クリーナー

タングステンのカーバイドティップまたはポリウレタン ブレードを備えたプレクリーナー(ベルト スクレイパーとも)は、コンベヤベルトから素材をこすり取るように設計され、通常はヘッドプーリ上に位置しています。プレクリーナーは素材の60~70%をこすり取るように設計されており、たいていの場合大きなものを取り除きます。しかし、素材が粘着性のものであったり、湿度が高かったり、あるいは単に十分な数のルーム プレクリーナーがない場合、ベルトをクリーニングするには他のサポートが必要になります。こうした状況では、セカンダリ クリーナーや、さらには第三クリーナーを使おうとする方が多いでしょう。

しかし、キャリーバックの70%以上をクリーニングしたいとお思いなのは想像に難くありません……

セカンダリ ベルト クリーナーは、ヘッドプーリの先のベルトに残る素材をこすり取るクリーナーです。セカンダリ クリーナーは、ベルトがヘッドプーリを離れる場所のすぐ先、およびベルトラインの必要な場所に設置します。セカンダリ クリーナーは微細なキャリーバックを取り除くのにひときわ優れており、環境によってはクリーニング効果を90%以上に引き上げます。とは言え、極めて粘着性の高い素材を扱っていたり、摩耗や腐食を生じさせる気候だったりすれば、重搬送用のソリューションが必要になるかもしれません。

ワンランク引き上げる:水を取り入れる

セカンダリ クリーナーとよく一緒に使われるものとしてスプレーバー(スプレーポールとも)があり、頑固なキャリーバックと戦う上でもう1つの防御手段となります。方程式に水を加えることで、残るキャリーバックをベルトから容易に除去できる形で分解または回収することが可能になります。

水の欠点として、制御不可能な素材の動き、漏出、および素材の劣化などがあります。このような問題により、ダウンタイムとクリーニングのコスト、機器の損傷、そしてコンベヤの構造やコンポーネントの腐食を生じさせる恐れがあります。  

とは言え、考え抜かれた水管理プログラムは多くの場合、こうした負の側面に勝ります。循環水システムや漏出のコントロールを計画に組み込むことで、これらの問題をなくせるのです。水管理システムに加え、最大145 PSIの吸入圧力を有するスプレーバーに投資することで、十分な水を用いてベルトをクリーニングすることと、製品の劣化といった厄介な問題を回避することとの間で完璧なバランスをとることができます。多くの場合、現場で水ベースのクリーニング システムを組み込めるようにすることは、標準的なクリーニング システムが機能しない場合でも、クリーナーの生産性を維持するのに不可欠です。

最後に、最終クリーニング システム

コンベヤベルト クリーニングの検査
検査を受けるウォッシュボックス。

キャリーバックを取り除こうとする際、環境によってはプレクリーナーやセカンダリ クリーナー、あるいはスプレーバーではうまく行かない場合もあります。お使いのコンベヤにウォッシュボックスを組み入れることで、最も苛酷な使用状況であっても、キャリーバックを実質的に除去することができます。

ウォッシュボックスは完全に密閉されたシステムで、ベルト クリーナーとスプレーバーの両方を組み込んでいます。スプレーバーは底部受け皿の素材を排水口に洗い流し、排出された洗浄水を完全に封じ込めます。これにより、ベルトのクリーニングと廃水管理システムが一体化されます。

行動を起こす

以上ご説明した段階を踏むことで、クリーンなベルトに向けて行動を起こす準備ができましたか?それとも、どこから始めるべきかまだ確信がありませんか?今日さっそく無料見積もりをお申し込みください。私たちFlexcoの専門家がお使いのベルトコンベヤ システム全体を評価し、お客様の課題に適したソリューションを見つけるお手伝いをします。

著者:プロダクトマネージャー、ケビン・フェイルズ  

フェイルズはベルトコンベヤ製品(BCP)ラインを管理し、製品開発やエンジニアリング部に新製品および既存製品の市場要求を報告しアドバイスを与えています。また、BCPラインの技術開発およびプロモ資料も手掛けています。フェイルズはグランドバレー州立大学でマーケティングの学士を取得し、ウェスタンミシガン大学のMBAを取得しています。

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公開日

January 26, 2020

製品グループ

  • ベルトクリーニングシステム

問題

  • キャリーバック
  • ダウンタイム
  • メンテナンス
  • 製品損失