湾曲したカット口および湾曲したテンプレートは、スプライスの幅方向のテンションを均一にするために使用されます。ベルトのカットには湾曲したテンプレートを使用しなければなりません。コンベヤベルト内部では、加えられるテンションはベルト幅全体に均一に分散しません。ベルトの側面が最も大きなテンションを受け、ベルトの中心が最も少ないテンションを受けます。湾曲したテンプレートを使用することにより、ベルト幅全体にわたってボルトの穴がベルトの縁から同じ距離になることが保証されます。

湾曲点をベルトに向けた状態で、ベルトを少し歪曲させてカットすると、ベルトの中心の長さが短くなります。これで、2つのベルト端部がスプライスと合わされたときに、ベルトの中心におけるテンションが増加します。テンションを均一にするとスプライスの幅全体に摩耗が分散します。  これは40年代に、当時のベルトの設計のためにボルトソリッドプレート ファスナーが作られたときの懸念材料でした。