ベルトエンドを直角にする

ベルトエンドを直角にする作業は数分で完了し、ベルト スプライス寿命を延ばします。適切に直角にされたベルト上のスプライスのテンションは、スプライス全体に均一に分散されます。適切に直角になったスプライスは、優れたベルトトレーニングにとって不可欠です。

以下の手順は、ベルトを適切に直角にする方法です。

ステップ1
作業を開始する前に、コンベヤの電源が切れており、ベルトが「ロックアウト」されていることを確認します。オペレーター用マニュアルに記載されている、その他の安全性に関する注意事項に従ってください。 

ステップ2
スプライシング加工を施す場所から15～20フィート後方でベルト幅の中心点を測り、3～5フィートおきに印を付けます。

ステップ3
ステップ2で測定した中心点の平均をとり、鋼尺またはチョークラインを使って中心線を引きます。

ステップ4
直角定規を使って、このベルト幅の中心線に対して直角に線を引きます。

ステップ5
磨耗した縁を持つベルトに直角線を作成する際に精度をさらに高めるには、ステップ3の完了後、スプライスを設置しようとしている場所の中心線から等距離に2本の線 (B＆C) を、中心線に平行に引きます。

ステップ6
スプライシング加工を施す場所から後方にベルト幅の約3倍の距離を測り、中心線上のこの点で釘またはくぎ錐を打ちます。釘またはくぎ錐を中心点として、弧を描いてスイングさせ、ベルト全幅に渡って印を付けます。

ステップ7
この弧がベルトの平均中心線に平行に印が付いた2本の小さな線と交差するところで、これらの点にスチール製定規を揃えます。この結果できる線が真の四角です。

ステップ8
この線に印を付け、840または845ベルト カッターを用いて、線に沿いベルトをカットします。

45°角Flexco®スプライス*用ベルトの準備

1. 両方のベルト端の平均中心線を決定します。
2. 上記の通りにベルトの一方の端を直角にします。
3. 直角のベルト端を45°角にカットします。
4. 他のベルト端を45°角に正確にカットするには、すでにカットされた端を、カットされていない端の上に置いてください。中心線が一致し、まっすぐであることを確認してください。
5. ベルトのもう一方の端をカットするための目安として、45°にカットしたベルト端を使用してください。

*Flexco^® ボルトソリッドプレート ファスナーには45°スプライスのみを使用してください。