2018年5月8日
シナリオ1:お使いのベルトは非常に標準的な6インチマイナスの石炭を運んでいます。あなたはそれに対応できるよう準備はできていますよね?
シナリオ2:2週間後、同じベルトに300 lbの鉱山の天井スラブが落ちてきます。まだ態勢が整っていると言えますか?それとも、あなたの荷重サポートは持ち堪えられないでしょうか?
1つの大きな穴が車のタイヤを傷つけることがあるように、材料の重量が設計能力を超えると、1つの大きな岩が荷重サポート、ひいてはベルトの損傷を引き起こす可能性があります。実際のところ、ベルトと荷重サポートは、オンスからトン単位まであらゆる重さの製品を支えているため、たとえ通常でない条件下であっても、荷重ゾーンのベルトを保護することは効果的で実用性のあるラインにとって不可欠です。
衝撃エリアに入ると、荷重ポイントを改善するための課題がいくつかあります。すべての荷重ゾーンに注意を向け、ベルトに適切なサポートを選択する必要があります。荷重ポイントの課題のいくつかを見てみましょう:
荷重ポイントの改善:
ベルトに適正なサポートを選ぶ際、円滑な材料搬送のためにはコンベヤを安定させるインパクトアイドラーで時には十分です。しかしその他の場合では、ベルトに必要な保護を与えるために、大きな材料の塊の力からベルトを保護する高度なインパクトベッドが必要かもしれません。最大の材料塊の重量と落下高さを特定し、衝撃エネルギーを計算して、最良のソリューションを決定する必要があります。
ベルトサポートに関する追加の考慮事項:
別のケースでは、荷重エリアでベルトを適切にサポートできないのはインパクトアイドラーを使っていないことに加えて、根本的な原因があります。それに含まれる場合があるのは、インパクトアイドラーの間隔が空きすぎてシールに間隙を生み、そのために漏出や「ギブ」がありすぎるために、荷重の中心のずれやミストラッキングが生じ、ライン上に損傷や漏出を引き起こすことです。
材料汚染:
ダストや漏出を回避することは、多くのラインにとって考慮事項です。したがって、適切なベルトサポートシステムを使用して、これらの汚染物質から荷重ゾーンを適切に封じる必要があります。
プロテクションを選ぶ
以上の考慮事項を念頭に置いて、ベルトが継続的にサポートされていることを確認します。インパクトアイドラーの代わりにインパクトベッドを選択する場合は、モデルを選択する前に仕様を再確認してください。前述のように、最大のこぶの大きさと落下高さ(フィーディングコンベヤの上部から受入ベルトまでの距離)を特定し、それらを乗じる必要があります。Lb-ft(ポンド―フィート)で表した解が、推定される衝撃エネルギ―となります。この数値が出たら、あなたのソリューションのレーティングが衝撃力を下回らないことを確かめてください。
Flexcoがお客様に常にお伝えしているのは、どのコンベヤソリューションでも、成功はシステムのいくつかの異なる分野に依存しているためえ、全体のシステムの評価を受けることはすべての作業にとって大変有益であるということです。私たちの目標は、効率と生産性を最大化し、あなたの成功のために物事をできるだけ簡単にすることです。
執筆者:ケヴィン・フェイルズ、プロダクトマネージャー
フェイルズ氏は、ベルトコンベヤ製品(BCP)ラインを管理し、製品開発とエンジニアリングを、新製品のコンセプトと既存製品の市場要件についてのガイダンスと共に提供しています。また、彼はBCPラインをサポートする技術および販促パンフレットの製作も率いています。フェイルズ氏は、グランドバレー州立大学をマーケティング学士号で卒業し、現在はウェスタンミシガン大学で経営学修士号の取得を目指しています。