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コンベヤベルトファスナー金属のテスト:ベストな選択肢はどれか?

ベルトのレーティングとテンション。ベルト厚。プーリ直径。お客様の用途に適したコンベヤベルト ファスナーを選択する際は、これら3つの測定結果がいずれも重要になります。しかし、お客様の決定において重要な要素が少なくとももう1つあると私たちは思っています。事実重要な要素であるため、それに関するブログを執筆しました。金属の選択。

私たちはどの程度真剣に金属の選択を行っているでしょうか?各金属の差を突き止めるべく、弊社の金属製品の摩耗率を深く掘り下げて真剣に調べました。特にFlexcoが特許を有するMegAlloy®という金属が、スチールやステンレススチールと比べて摩耗テストでどのような結果を残すかを突き止めようとしました。この情報があれば、弊社のすべてのスチール製品の平均予想耐用年数と、最も摩耗の激しい用途にMegAlloyを採用すべき理由をお客様に伝えられるでしょう。しかしテストを実施する前に、MegAlloyとは何か、どのように使われるのかを知ることが大切です。

MegAlloy®とは何か?

ASTM G65摩耗テスト前後のFlexco MegAlloy®ベルト ファスナー
MegAlloy®は競争に打ち勝ち、50%長い耐用年数を示しました。

MegAlloyには特許を有する混合熱処理鋼が含まれており、摩耗の激しい環境でコンベヤベルトのスプライスの寿命を延ばします。これは、石、花崗岩、石灰岩の採掘、セメントや砂、砂利の袋詰め、丸石、鋳物、鉄鉱石、そして金属とコンクリートのリサイクルなど、摩耗性の高い素材がある場所ならどこでも使用できます。

もちろん、FlexcoがMegAlloyの使用をお勧めしない用途もあり、柑橘類やリン酸塩など腐食性のある環境、破砕機や荷重領域の下など衝撃の加わるエリア、あるいはベルトがファスナーを実際よりも早く摩耗させる、高温ベルトでの使用などがそれにあたります。こうした場合、Flexcoは用途に応じてスチールまたはステンレススチールの使用をお勧めします。

コンベヤベルト ファスナーのテストがどのように実施されたか。

MegAlloyについての知識を得て、適切な使用場所と不適切な使用場所が分かったので、テストに話を戻しましょう。私たちは第三者のテスト施設で、標準化されたテスト環境とテスト機器、およびFlexco®ボルトソリッドプレート ファスナー システムを用いて、ASTM G65摩耗テストを実施する手配をしました。この試験ではまず、ファスナーの重量が測定されます。次に摩耗性のある円盤をファスナーに当てて一定回数回転させ、テスト終了後にファスナー重量の減少量を測定します。

このテストでは、それぞれの種類の金属から抜き取られたサンプル4個の平均を使って、耐摩耗性が測定されました。テストの進行中、私たちはFlexcoの競合企業3社による同等のファスナー金属製品を持ち込み、MegAlloyがそれらに比べてどれほど優れたパフォーマンスを見せるかを把握しようとしました。

その結果は……

第三者によるASTM G65摩耗テストの結果は、この分野に進出し、MegAlloyファスナーがこの上なく摩耗の激しい環境でも機能するのを見てきた私たちにとって、驚くべきものではありませんでした。しかし、観測結果を数字で裏づけるのは間違いなく有益です。

MegAlloyは競争相手よりも50%優れたパフォーマンスを示しました。

スチールよりも50%優れ、ステンレススチールよりも50%優れ、弊社の3つの競争相手よりも50%優れていたのです。要するに、用途に適したファスナーを選べば、たとえ摩耗の激しい環境でも、MegAlloyファスナーによって平均50%長い耐用年数を得られるのです。

Flexcoがベルトコンベヤ システム製品のテストを行う理由と方法

Flexcoはこうしたテストを行うことで、お客様のために最高の製品を生産し、最大の効率性と少ないダウンタイムでベルトコンベヤが稼働するようにしています。弊社が新製品をテストするのは、自社のファスナーに設定した品質基準を確実に満たす、または越えるようにするためであり、継続的な製品テストによって、弊社の提供する製品が依然として最高であることを保証しています。

テストは社内のコンベヤから始まり、主要な競合相手と比較した場合の、ファスナーの強度とスプライス寿命を測定します。それから現場で、また該当する場合は第三者のベンダーで、これらの結果を立証します。同時に、弊社が関わる各業界の最新技術と進歩に後れをとらないよう、業界をリードするコンベヤベルト製造業者と密接に連携しています。

さらに、メカニカル ファスナーの静的引張強度や、ヒンジピンの疲労までもテストすることで、当社のファスニング システム全体が最高レベルで機能することを保証しています。

しかしここFlexcoでは、テストはファスナーに留まりません。自社の取付け工具の耐久性、クリーナー ブレードの摩耗、ベルト クランプの強度などもテストしているのです。弊社は世界各地にテストリグと試験施設を展開させており、業務の効率性、最高の生産性、そして従業員の安全性を確保すべく、年に数千件のテストを実施しています。

お使いのメカニカル ベルト ファスナー アプリケーションにMegAlloy®を指定する

50%長い耐用年数をもたらすファスナーを摩耗の激しいアプリケーションに取り付けようとしている場合、Flexcoのいくつかのファスナーシステムでは、MegAlloyが有力な金属の選択肢となります。弊社のメカニカル ベルト ファスナーシステムページをご覧になり、お選びになったファスナーがMegAlloyで提供されているかどうかお確かめください。

また実際の結果をご覧になって、スチールからMegAlloyに切り替えることで、採石場におけるダウンタイムをいかに削減し、金銭を節約できたかをお確かめください。

どの種類のファスナーもしくは金属がご自身の用途に最適か分かりませんか?無料見積もりをお申し込みください。現地の代理店が貴社の事業所を訪問し、お使いのベルトに適したファスナー選択をサポートします。

著者:ラス・ハインツ、トレーニングおよびテクニカルスペシャリスト

ラス・ハインツは、1995年のFlexcoへ入社し、トレーニングおよびテクニカルスペシャリストとなるまで、社内で様々な業務を担当していました。この中で、ハインツ氏は施設内および現場試験を通じて当社の製品の効率に重点を置いています。ハインツ氏は、Flexco従業員、販売店、顧客に対して、対面式やハンズオン、室内または現場でのトレーニングを定期的に実施しています。

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公開日

February 16, 2021

製品グループ

  • メカニカルベルトファスナーシステム

問題

  • ダウンタイム
  • ベルトの損傷
  • ベルトの摩耗
  • メンテナンス