それから逃れることはできません。ベルトは故障します。それはコンベヤに伴う仕事の一部です。全てのベルトは次第に摩耗し、様々な理由で早く故障する場合があります。包装業界では、重要な仕分け作業の間のコンベヤのダウンタイムは1分間に何百、もしくは何千ドルにも上るコストがかかる場合があります。
その「ダウンタイムトンネル」の出口の光は、ベルトを交換することと適切な工具でスプライスを正しく取付けることで、それは間違いなく予期せぬダウンタイムの時間を短縮します。その理由から、私達はメカニカルベルトファスナーの取付けの際にあなたが何をすべきか（そして何をするべきでないか）を話すためにここにいるのです。
原因
スプライス故障の主な原因はあなたのメカニカルファスナーの強さや耐久性と関係がないことを知ったら驚かれることでしょう。事実、主な故障の原因は、間違った取付けにあり、次のものが含まれます。
- ファスナーがベルトに正しく取付けられていない。ファスナーが「留めが甘い」場合およびベルトに十分深く留められていない。あなたが芯体の整合性を乱したくないと思う一方で、ファスナーを固定できるまで深く取付ける必要があります。そして、不完全に留められたファスナーによって作られたすべてのハイスポットはメタルファスナーが摩耗する確率を上げます。
- ファスナーが直角でないベルトの端に取付けられている。ベルトを適切に直角にするのを怠ると、ベルトでトラッキングの問題を引き起こす場合があり、スプライスの端がすり減ったり、スプライスがコンベヤ構造の中に入ったりして、早すぎる故障の原因となります。
- 突出した型穴カバーのパターンが適切に削られていない、または全く削られていない。粗い上部、くさびグリップ、くぼみや型穴のあるその他のカバーが削られていない場合、ベルトのグリップがでこぼこして、削られているときよりもスプライスがより早く故障します。
影響
私達はすでに故障したスプライスの影響を知っています。ダウンタイム、守れなかった締切、失う収益です。コンベヤベルトスプライスの長寿はほとんどの包装流通システムの全体的な生産にとって重要です。ですので、早すぎるスプライス故障を防止するための手順を踏むみ、それが起こった際にベルトを安全で効果的にスプライスすることが重要です。
ソリューション
私は先ほどソリューションと絡めながら私の手を見せてきました。適切な取付けと正しいツールが強いスプライスの鍵です。私達は、あなたのスプライスの適切な取付けを準備するために少しのヒントから始めます。これらの手順は、丈夫で高品質のスプライスを確保するだけでなく、あなたのメンテナンスチームの安全を確保します。
ベルトをクランプで締める。適切なツールと製品を使用せずにクランピングを行うと、深刻な怪我をする場合があります。最適なベルトのクランプは、安全、繰り返し性、ベルトに制御された量の圧力を提供し、安全に稼働させて適切なスプライスの取付けを簡単にします。Flexco の SmartClamp™ Belt Clamps はクランピングの圧力を各クランプに均一に供給し、ベルトを無傷に保ちながらメンテナンスの危険を最小限に抑えます。
ベルトを直角に切る。正確な直角カットはベルトとスプライスの性能を高め、斜めにカットされた場合に起こりやすいミストラッキングを防ぎます。レーザーベルトスクエアを使用すると、ベルトを直角にする作業を迅速、簡単かつ正確に行うことができます。 ベルトカット用にカッターナイフは入手しやすく安価なので魅力的な選択肢ですが、安全性と正確性においては悪夢となりえます。常に直線の切り口を作る、Flexco の 845LD Belt Cutter のようなツールを検討してください。加えてそれには付属ブレードがあり、むき出しのブレードは本質的に危険なので大きな安全の利点もあります。
ベルトを削る。型穴カバーを取り除くことは、質の良いメカニカルスプライスを達成するのに最も重要です。上塗まで型穴カバーを削ることで、ファスナーを平な表面に固定でき、強くなめらかなクリンチを確保します。広い上部カバーがある平らなベルトの上で、ベルトを削ることはベルト クリーナーと他のコンベヤシステムとのより良い相互作用のために時々スプライスの輪郭を減らす場合があります。
あなたのファスナーの取付けに関して言えば、心に留めておくべき事がいくつかあります。
適切なファスナーを選択します。あなたが稼働しているベルトのタイプや搬送している材料に応じて、あなたはその作業に適したファスナーを選択することを確認したいと思うでしょう。その用途にファスナーを合わせることは、丈夫で長持ちするスプライスの確保を助けます。これは、作業者を危険に晒す可能性のある突然の故障の機会を減らすことができます。削った後のベルトにファスナーを選ぶ時は、最適な適合のために、削られた寸法を差し引いた測定をもとにしていることを確認します。
最適で最も効率的なベルトスプライシングツールを選びます。私達が作業を安全で迅速に完了する事について話しているのならば、通常のハンマー取付けより、さらに質の高い仕上がりのベルトスプライスを作るために、最適で最も効率的なベストスプライシングツールを選択したいでしょう。例えば、もしあなたのファスナーの選択が Clipper® ワイヤーフック固定システムならば、コードレスドリルのヘッド打ち込みオプションのついた Roller Lacer® Gold Class™ が、半分の時間で簡単に薄型スプライスへ優しく正確にフックをベルトに転がします。
積極的なメンテナンス、これこそあなたのベストツール
あなたが持っている武器で一番重要なツールはあなた自身の目であることを覚えておくことが大切です。ラインを歩いてスプライスや他の設備の状態を確認し、積極的なメンテナンスを計画することが、あなたの行動の最適なプランです。それらのスプライスを取付ける時が来たら、ベルトスプライシングの Flexco の経験と専門知識の利点を活かすことができることを知っておいてください。こちらからお近くの Flexco 担当者と話したり、また無料のオンサイトトレーニングに登録したりできます。
著者：トッド・スチュアート、インダストリー マネージャー
Flexcoに30年勤務しており、カスタマーサービスから製造、トレーニング、新製品開発に至るまでさまざまな職務に就いてきました。インダストリー マネージャーとして、対象となる産業を徹底調査し、各産業をサポートするプログラムを作成し、お客様の問題と、考えられる製品ソリューションを特定します。現在は、小包取扱の業界プログラムの開発を先導し、Flexcoがグローバル顧客のニーズに確実に応えられるようにする任務を負っています。ダベンポート大学でB2B専門のマーケティング学士号を取得しています。