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ポリウレタン ラギングとセラミック ラギング:自社のベルトコンベヤシステムにどちらを選ぶべきか?

お使いのベルトコンベヤシステムのプーリを保護する上で、ラギングは重要な役割を果たしており、ベルトの摩擦を向上させ、摩耗や素材の堆積を減らします。ラギングはコンベヤプーリのシェルに接着される素材のレイヤーであり、通常は何らかのラバー、セラミック、ポリウレタン、またはその他の素材で覆われています。素材の選択は用途に強く依存していますが、それについては当社のブログ「貴社の事業に適したラギングの選び方」で説明しています。

またポリウレタン ラギングが急速に普及する中、当社はポリウレタン ラギングとフルセラミックラギングそれぞれの長所と短所を深く掘り下げることにしました。そこで得た事実を比較検討しますので、ご覧ください。

コンベヤにポリウレタン ラギングを使用することの長所と短所 

ポリウレタンはプラスチック ラギングとも呼ばれていますが、ベルトとラギングの間にキャリーバックが堆積する懸念のある、非ドライブプーリの用途で人気を博しています。ポリウレタンはシートや帯の形で使用され、ラバーが裏打ちされたポリウレタンに接着するか、プーリのシェルに直接取り付けます。ラバー ラギングに比べて寿命が3~5倍長く、耐摩耗性も優れています。またポリウレタン ラギングは摩擦係数が低いため、ベルトの底部カバーへのダメージが少なく、ベルトを早期の摩耗から守る理想的なソリューションになっています。さらに、ベルトカバーを損傷するリスクもほとんどありません。一般的には、ベルトとラギング表面との間で滑りが発生するベンドプーリで使用されています。 

しかし、キャスト ポリウレタン ラギングは非常に高価であり、また修理も極めて難しく、通常はラバー ラギングやセラミック ラギングの使用が難しい場合にのみ用いられます。さらに、ポリウレタン ラギングの寿命は最大5年であり、その後はプーリを磨き直す必要があります。先にも触れたとおり、ポリウレタンは非常に高価であり、また多くの人員を要するので、ターンオーバーコンベヤのベンドプーリと非ドライブプーリにのみ使用することをお勧めします。 

 

コンベヤにセラミック ラギングを使用することの長所と短所

セラミック コンベヤベルト プーリ ラギングセラミック ラギングはラバーよりも耐久性が高いので、ベルトの滑りや摩耗の激しさが懸念される用途で人気があります。セラミック ラギングの中でも一般的なタイプは、表面が滑らかな、またはくぼみのあるセラミックタイルを使用しており、ベルトの摩擦、グリップ、そしてトラッキングを大幅に高めます。 

その他のタイプのラギングと比べ、セラミック ラギングには4つの主要なメリットがあります。

1)    セラミックタイルは耐摩耗性が極めて高いので、粗い素材を扱うことができ、またくぼみによってドライブプーリのトラクションを大幅に向上させることが可能。 
2)    ラギング表面のうちセラミックで覆われる割合を、用途や要件に応じて調整することができ、13%、39%、80%というセラミックカバー率のオプションがある。
3)    セラミック ラギングは寿命がより長く、ラギングの摩耗を大幅に低減する。
4)    滑らかなセラミック ラギングは非ドライブヘッドプーリ用の最適な選択肢であり、フラットでくぼみのない表面により、ベルトやベルト クリーナーが効率的に動作する。 

セラミック ラギングを設置する際に検討すべきマイナス要素は多くありませんが、お使いのベルトコンベヤシステムに適したタイプのラギングを選ぶときは、専門家のアドバイスを得るのが最善です。例えば、くぼみのあるセラミック ラギングを選ぶとき、そのくぼみがベルトの裏面をひっかくこともあります。そのためベルトの滑りが発生している場合、コンベヤの設計に左右される形で、ベルトのひっかき傷や底部カバーの損傷が発生する可能性もあります。そのため、どのラギングが自社のシステムに最適かを判断する際は、信頼できるエキスパートに相談することをお勧めします。

結局、どのベルトコンベヤ ラギングがベストなのか?

どのラギングが非ドライブヘッドプーリに最適かを判断する際、ポリウレタン ラギングと滑らかなセラミック ラギングはいずれも選択肢として受け入れ可能です。しかし、長期的な生産性を向上させる費用効率の高い選択をしたいのであれば、フルセラミックが最適です。

大半の用途において、ポリウレタン ラギングの寿命は最大5年ですが、同じ用途における滑らかなセラミック ラギングの寿命は少なくとも20年であると立証されています。当初の購入費用と設置費用がはるかに安価で済むだけでなく、プーリの寿命が尽きるまで少なくとも3~4回ラギングを交換する費用も節約できます。

2001年5月、Flexcoは鉄鉱石採掘サイトの仕様の一部として、フルセラミックのFlex-Lag®プーリ ラギングを設置しました。そして20年が経過した今日、下の写真にあるように、いまだ完璧なコンディションを保っています。ケーススタディの全文はこちらからお読みください。 

エキスパートに自社のラギングを評価してもらう 

2001年、オーストラリアの鉄鉱石採掘サイトで設置されたセラミック プーリ ラギング
2001年5月に設置されたフルセラミックのFlex-Lag®

人気や価格に関係なく、どのタイプのプーリ ラギングを選ぶかは、コンベヤの設計、製品の摩耗、プーリのタイプ、ベルトスピードなど、自社の用途に基づく必要があります。エキスパートにこれらの要素を評価させ、どの素材が自社のコンベヤプーリに最適かを決定するのが、事業において不可欠なのです。 

私たちFlexcoは、貴社の用途や稼働環境に最適なソリューションと技術を提案できるものと、心から信じています。無料評価をお申し込みください。現地の代理店が貴社の事業所を訪問し、お使いのベルトコンベヤシステムに適したラギングのソリューション選びをサポートします。  

著者:フィル・ドレゴーン、リージョナルマネージャー

ドレゴーンは2003年にクイーンズランドのセールスマネージャーとしてFlexcoに入社しました。Flexcoへの入社前はコンベヤのメンテナンスやベルトのスプライシング加工など、ベルトコンベヤシステム業界で様々な業務を経験しましたが、ラギング製品に特別な関心を抱いています。またボイラー技士とベルトスプライシング加工の資格も有しており、健康安全責任者としての訓練も受けています。

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公開日

July 28, 2021

製品グループ

  • 接着式プーリラギングおよび溶接式プーリラギング

問題

  • すべり
  • ダウンタイム
  • ベルトの摩耗
  • ベルト保護