ダウンタイムは食品加工業界内では「禁句」の1つとなっています。これは、ダウンタイムが多くの面で費用がかさむ原因となっているからです。ダウンタイムとは、コンベヤベルトを稼働できず、製品が動かないことを意味し、したがってお金を生み出しません。加えてそのラインが生鮮食品用途の場合、最終収益にも影響する製品廃棄に繋がります。しかし、おそらくダウンタイムが引き起こす最大の結果は、納期遅れと顧客との関係性の悪化です。
もし「削減」という言葉をダウンタイムの後に付けた場合には、ダウンタイムはもう禁句とはなりません。ベルトコンベヤシステムで長期化するダウンタイムの原因を1つでも取り除き、顧客との関係性を修復できるとしたらどうでしょうか？
ベルト 修理を施設へ導入
アイドラー、ベアリング、ドライブの修理を担当するメンテナンスチームがすでに存在する場合、コンベヤベルト スプライシング加工を施設内で彼らに担当してもらうことを考えたことはありますか？エンドレスス プライシング装置と作業員からのトレーニングを購入することで、スケジュールと人材を外部業者に委託する必要性を減らし、時間とコストを削減できます。
では、どれくらいのコスト削減が可能でしょうか？装置費用とよくある緊急スプライス加工のシナリオを検討して平均化することで、簡単にわかります。
ダウンタイムのコスト
最初に、作業を完了するために必要な機器の平均価格についてお話ししましょう。自社の作業員がすでに古いベルトを取り外し、新しいベルトを張っています。次のステップは、平らにして、パンチとスプライスを実行することです。作業するためのポータブル スプライスプレスとフィンガーパンチの平均価格は約$25,000です。
ここで、ダウンタイムが何を意味するのか、つまりコンベヤベルトの修理が必要な時の毎回のコストについてお話ししましょう。良い場合は、コンベヤベルトの修理が計画されていた予防メンテナンスの時間で完了します。ベアリング、ドライブ、およびアイドラーの交換に伴い、ベルトラインに沿っていくつかのスプライスを取り付ける作業を、サービス作業員に割り当てておきます。
サービスプロバイダーがベルト技術者1人当たり$100を請求すると、通常は2名のベルト技術者が水冷プレスを運び入れ、設定し、スプライス加工を施し、撤収するため、作業には1時間あたり$200がかかります。作業の完了に約4～6時間要するとすると、メンテナンス期間で$800～$1,200かかると考えます。ポータブル スプライスプレスとフィンガーパンチは、通常の予防メンテナンス時の20～30回のスプライス修理で償却できます。
悪い場合は、ベルトが生産最盛期に停止した場合、生産時間と材料の全廃棄により1時間あたり$10,000程度の費用が考えられます。ここに、外部のスプライス作業員を呼ぶ時間と関係費用（週末5割加算）を追加して、$40,000～$60,000が最終損益に影響します。予期しないダウンタイム1回分よりも少ない経費で、パンチとスプライスプレスの全額がまかなえます。
顧客の投資対効果 (ROI)
これまでの金銭的な投資対効果について、装置購入の観点から実際のシナリオに基づいて計算してきました。緊急ベルト修理を原因とした納期遅れや、顧客のイライラがなくなると知ることができれば、より魅力的に感じることができるでしょう。顧客があなたを頼りがいのある会社だと知れば、その顧客はリピーターとなります。
どうすれば時間や費用をさらに抑えることができるか、施設内ベルト スプライシング：食品加工プラントでのダウンタイムの制限をダウンロードしてご確認ください。
今すぐダウンロード！
著者：プロダクトマネージャー、ミシェル・グレイブズ
彼は、グローバルビジネス、マーケティングプラン、テクニカル サポート及び、Novitool® 製品シリーズのための軽搬送ベルト市場に関連する活動（新製品開発、市場分析、グローバル戦略）を包括的に管理しています。グレイブスは、アルビオンカレッジを卒業し、グランドバレー州立大学の修士号を取得しました。