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コンベヤベルト リップ修理:知っておくべきこと

コンベヤベルトのリップ修理破損したアイドラーロールや石、石炭、塩または他の素材のギザギザの塊は、コンベヤシステムに重大な損害を与えます。ギザギザに尖った素材がコンベヤのサポート構造にはまると、システムの停止やベルトの交換を余儀なくされるベルトの箇所にリップ、スリット、または裂け目が生じる場合があります。

ベルトの損傷が発生した場合、予期しなかったベルト リップ発生後のコンベヤをサービス業者に依頼することに通常関係する、長期間のダウンタイムと修理費用の高騰を避けることが重要です。長さ方向のリップ、小さな穴、軽いスポットや穴など、トラブルの大小に関わらず、一時的に損傷したベルトの整合性を維持し、最小限のダウンタイムで稼働へ戻るようなリップの修理方法があります。

ベルトの縁から25%以上の、ベルト幅の横方向に伸びる裂け目がある場合、損傷した個所は切り取って新しいスプライスを取り付ける必要があることを、覚えておいてください。

プロによるアドバイス:リップや裂け目の再発が問題であれば、取付工具のリップリペアキットと様々なサイズのファスナーを備えておくことで、素早い対応とダウンタイムロスを抑えることが可能です。

メカニカル リップ リペア ファスナーは、厚さが30mmの重搬送用ベルトの長さ方向のリップや摩耗箇所に対して、費用対効果の高いソリューションです。メカニカル リップ リペア ファスナーは、以下のようなメリットがあります。

  • 迅速な取り付け
  • 低コスト
  • 事実上のベルト廃棄なし
  • 単純な工具を使用した、現場作業員による迅速な取り付け

基本のリップ修理

様々な用途でのリップ修理の成功事例を、いくつかご紹介します。

  • 小さな穴の場合、ベルトの損傷部分に対して十字に標準のボルト一体型プレートファスナーを取り付けることが可能です。
  • より大きな穴の場合、ベルトのパッチをボルト一体型ファスナーを使用して取り付けることが可能です。角部分に最初に取り付けた後、ファスナーを保持するようにしてください。
  • 綺麗な長さ方向のリップの場合、標準のボルト一体型プレートファスナーをリップの長さに取り付けることが可能です。すき間から素材が漏れ出ないようにする必要があります。修理を必要とした長さ方向のリップに対する素晴らしい例をご覧ください。
  • リップ リペアギザギザの長さ方向の裂け目や柔らかいスポットのつなぎの場合、3つのボルトリッププレートファスナーの付いた、標準のボルト一体型プレートファスナーと組み合わせます。リップライン上の3つのボルトファスナーの位置決めに注してください。3つのうち2つのボルトは、壊れやすい部分や安定性を増すためにギザギザの裂け目の「フラップ」サイドに沿って配置してください。交互になった2つないし3つのボルトファスナーは、ファスナーラインの出来る限り近くの配置であることを推奨します。
  • 素早い一時的な修理の場合、リップに沿って101~152mm毎にタートルファスナーを配置することを推奨します。タートルと3-ボルト リップ リペア ファスナーをベルト端同士の接合には決して使用しないでください。ここで紹介したファスナーの取付方法に関する図解が載った資料は、こちらをご覧ください。

リップ リペア ファスナーは、定期ダウンタイムでの恒久的な修理を実施するまでの間、お客様のベルト、そして製品の動きを維持します。ボルト一体型プレートファスナーとリップ リペア ファスナーを作業内に統合し、ベルト損傷の修理をどのように劇的にスピードアップするか、ご覧ください。

著者:ラス・ハインツ

ラス・ハインツは、1995年のFlexcoへ入社し、トレーニングおよびテクニカルスペシャリストとなるまで、社内で様々な業務を担当していました。この中で、ハインツ氏は施設内および現場試験を通じて当社の製品の効率に重点を置いています。ハインツ氏は、Flexco従業員、販売店、顧客に対して、対面式やハンズオン、室内または現場でのトレーニングを定期的に実施しています。

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公開日

December 18, 2018

製品グループ

  • メカニカルベルトファスナーシステム

問題

  • ダウンタイム
  • ベルトの損傷
  • ミストラッキング