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データの視覚化から、有意義な知見を伴うデータ解釈への前進

私たちの日常生活でデータが果たす役割は、かつてないほどの広がりを見せています。自分のほぼあらゆる動作を追跡・レポートできるスマートフォンやフィットネス モニターを持って歩き回るなど、私たちは個人生活の中で、データを集めてレポートするというこのプロセスにますます慣れました。とは言え、仕事にそれを取り入れるには、やはりいくつかの課題が存在しています。

2019年に行われた研究で、データ収集ツールはこれまでになく入手しやすくなっているものの、専門家はそれらを効率的に職場へ取り入れるべく依然として苦闘していることが明らかになりました。回答者の50%が「正しいデータを適切なタイミングで下流のアプリへと流すツールを持っていない」と答え、また44%が「データを整理する時間がまったくない」と答えました。そしておそらく最も重要なのは、回答者の53%が、自分のチームには「ITスキルが欠けている、またはデータから有益な知見を引き出すスタッフがいない」と答えていることでしょう。

大規模な鉱業会社が自社のデジタル トランスフォーメーション戦略を実行または前進させようとしている中、集めたデータを解釈し、それに基づいて行動するにはどうするのが最善かという課題が、非常に現実的な障壁となっています。最も効果的なデジタルツールはそうした懸念に対処しつつ、組織がよりよいメンテナンス計画を立案し、従業員の能率と安全性を改善させ、最終的に生産性を向上させるサポートをします。

Flexco Elevate™はそうしたニーズのすべて、そしてそれ以上のものを満たすべくデザインされた、今までに類を見ないベルト クリーナー モニタリング テクノロジーです。Flexco Elevate™は鉱業事業のデジタル トランスフォーメーション戦略へシームレスにフィットするだけでなく、自社の戦略で何が可能かを組織が再考するのをサポートします。

Flexco Elevateの中心にあるのは、事業所内のすべてのFlexcoクリーナーに取り付けられる、最先端のFlexco Elevate™ i3デバイスです。このデバイスの名称は、それが果たす役割を反映して付けられました。つまりリアルタイムのデータと情報を集め、インテリジェンスを通じてパターンを確立、モデルを構築するとともに、ユーザーや現場のオペレーターが直観的に解釈し、それを基に行動できる知見をもたらすことです。

収集したデータから実行可能な知見をもたらすことで、Flexco Elevateが鉱業事業のより効率的な運営をどのようにサポートするかを理解するには、この自己学習テクノロジーがひとたび業務に展開された後、どう進化するのかをよりよく理解することが重要です。

データをまとめる

データの視覚化はFlexco Elevateの構成要素の1つですが、それは始まりに過ぎません。その中心では、データの視覚化によって、事業所に散らばる複数のデータ ポイントを直観的かつ統合された形で表示し、好都合な1つの場所で見ることができます。通常、それらは複数のセンサーもしくはデバイスから収集され、事業所全体のパフォーマンスを包括的に表示するのに役立ちます。

継続的かつ自動化されたデータの収集とモニタリングにより、オンサイトの検査(従業員の安全を損なう可能性があるものも含む)の必要性が限定され、作業時間を減らしてコストを削減します。多くの場合、こうしたプラットフォームは「見えないものを見る」ことによって、オンサイトの検査だけでは不可能な事柄も改善します。一例を挙げると、Elevate i3デバイスは物理的または目視の検査では容易に探知できないベルトコンベヤの異常を探知するセンサーに依拠しており、「正しいデータを適切なタイミングで」届けます。

パターンを拾い上げる

ますます多くのデータが集められると、Elevateシステムは事業所の日常活動を反映したパターンの拾い上げを始め、ユーザーがより効率的に「データを整理する」のをサポートします。これは典型的ないし正常な操業状態の履歴を作成するのに役立ち、そこから基準値を確立させることで、異常なイベントを知らせる異常値を容易に突き止め、視覚化することが可能になります。

最初はこうした異常は診断的な視点からのみ突き止められることになります。簡単に言えば、何かが確立済みのパターン通りに機能していないように見えると、ユーザーに警告を発するのです。ここからは、あるイベントを無視すべきか、認識すべきか、それともさらに調査すべきかを決定するのはユーザーの役目です。時間の経過とともに、プラットフォームがセンサーからさらに多くのデータを集め、そのデータが認識および立証されるにつれ、データモデルはより賢くなり、事業に関する知見とパフォーマンスを評価・レポートする上でさらに正確になります。

将来のパフォーマンスを予測する

最後の段階はレポートから予測への移行であり、これがFlexco Elevateと従来型のデータ視覚化ツールとを区別するものです。最先端の分析技術と機械学習により、Elevateシステムはパフォーマンスのパターンと異常の発生を自分で解釈し、将来のメンテナンスの必要性について予測を立てられます。それは、重搬送コンベヤベルトの運用について言えば、検査が必要である、またはコンベヤベルト クリーナーのメンテナンスおよび(または)交換の時期が来ている、という意味かもしれません。

プラットフォームは今や、運用に関する予測型の知見をリアルタイムでもたらすことができるのです。これにより、ユーザーはベルトのパフォーマンスをよりよく理解し、将来のニーズとメンテナンスを予測するとともに、大事故につながる出来事を予防することができ、より効率的な運用とダウンタイムの削減が可能になります。有意義かつ実行可能な知見をデータから引き出すこの能力は、大半の企業が職場でデータを活用する上で最大の課題と見なしているものであり、それがElevateを、この分野の他のあらゆるものと差別化しています。

一見無限のデータが指先1つで供給されることになれば、このテクノロジーから最も多くのメリットを得られるのは、極めて正確かつ直観的にデータを解釈し、そこから知見を引き出せる事業者です。Flexco Elevateはそれを念頭に置いて設計され、メンテナンスの必要性を予測し、人による検査の必要性を減らし、業務全体の効率を向上させることで、初日からROIを生み出す知見を提供します。

Flexco Elevateについてもっと詳しく知りたい方はここをクリックするか、現地のFlexco販売代理店にご連絡ください。

著者:ショーン・アッキラ、IOTソリューション アーキテクト

ショーン・アッキラはITコンサルタント、ソリューション アーキテクト、およびIoTイノベーターとして28年以上の経験を有するベテランのIT専門家です。

公開日

July 16, 2020

製品グループ

  • ベルト クリーナー監視

問題

  • ダウンタイム
  • ベルトの摩耗
  • ベルト保護
  • メンテナンス