業界
製紙
用途
製紙工場でのベルトのエンドレス加工
製品
Novitool® Aero® ポータブル スプライスプレス
目的
ダウンタイムの削減
スプライスの品質向上
コンベヤの詳細
工場内では異なる 8 タイプのベルトが使用されています
問題:
ある米国の製紙工場は、長年水冷式プレスを使用しベルトの加硫加工を行ってきました。このベルトは削られ使用できるよう準備された状態で導入されていましたが、それでもこうした加工作業に 3 時間を要していました。工場のメンテナンス班は、毎月第 1 火曜日をスプライスを行うための時間として除外しています。この理由は、スプライスが製造時間および最終的な収益に食い込むような、1 日を要する工程であるためです。スプライスは長くもちませんが、スプライシング工程は非常に骨の折れ、短期集中型の作業でした。
解決策:
工場に新しいマネージャーが着任しました。彼は時間短縮と高品質のスプライス製造を行うため、新しい方法を試してみようと積極的でした。このマネージャーは、Novitool® Aero® ポータブル スプライスプレスを使用し、工場の 8 種類のベルト向けの製法を作成してほしいと Flexco に打診しました。デモの間、マネージャーはスプライシング工程の単純さに注目していました。スタートボタンを押して休憩に出ると、休憩から戻る前にベルト作成は完了していました。プレスからベルトを取り出した際、このように短時間で作成されたスプライスとは信じられないほど、スプライスの品質は高いものでした。総合すると、プレスの設定から作業の完了までスプライスにかかったのは 13 分でした。
結果:
工場のマネージャーが Aero プレスに切り替えることを決断するにあたって、この成果は十分なものでした。Aero プレスにより、ダウンタイムの削減が可能となり、機器の運搬と設定に必要だった人員を減らすことができ、安定性のある高い品質のスプライスを製造できることが分かったことで、購入を決断するには十分だったのです。現在この施設では、あらかじめフィンガー型にパンチされたベルトを注文し、わずかな時間でスプライスを完成させています。1 日中施設を停止する必要はなくなったのです。