
業界
食品加工
用途
牛肉加工用エンドレス ベルト スプライス
製品
Novitool® Amigo™ スプライスプレス 1000
Novitool® Amigo™ スプライスプレス 625
目的
- ダウンタイムの削減
- メンテナンス時間の削減
- 修理コストの削減
コンベヤ詳細
2 プライ ホワイト食品等級 PVC コンベヤベルト
問題
米国全域に施設を有する大手食肉加工会社は、均一素材(モノリシック)ベルトをスプライス加工する際にさまざまな課題に直面していました。棒状のツールでスプライシング加工を行うには高度なスキルが必要だったため、スプライスの品質が低く、パフォーマンスにばらつきが生じていました。全体的にスプライスの作業時間が長くなり、開始から完了まで 1 時間 30 分かかってしまうことでコスト面でも問題になっていました。また、作業員の安全性がますます懸念されるようになりました。ベルトの端をカッターで直角に整える工程で指を切ってしまったり、使用する加熱棒の露出部分で作業員が深刻なやけどを負う事故も起きていました。その結果、施設ではサードパーティーのスプライシングサービスと契約しましたが、スケジュール調整のためにコストのかかるダウンタイムが生じていました。
解決策
同社は何かを変えるときだと思っていたため、主要な産業ディストリビュータとのミーティングを設けました。現場で具体的な課題点を正確に把握した後、Flexco Novitool® Amigo™ スプライスプレス 1000 および 625 を会社のエンジニアに紹介しました。製品、特にスプライス作業の各工程に強い関心が示されていました。Amigo スプライス プレスを使えば、保守作業員はプロセスに従って、毎回 20 分以内で質の高いスプライスを簡単に達成することができます。また、社内でスプライス作業を行うことで、会社にとって最も都合の良い時間にメンテナンスをスケジューリングできるため、保守チームは他のプロジェクトに対応できる時間が増えます。さらに Amigo の統合ベルトカッターと非接触熱放射により、保守作業員はカッターや加熱棒を使わなくて済むため、より安全な作業環境を促すことができます。
結果
企業のエンジニアおよび Flexco の食品加工産業マネージャーとのバーチャル会議と、Flexco の地元の地域マネージャーによる現場での製品デモを行った結果、一部の現場で Amigo スプライスプレスへの切り替え準備を整えました。Amigo を複数施設のベルトスプライシング加工プロセスに導入することには、大きな利点がありました。質の高いスプライスによってベルトの寿命が伸びただけでなく、社内で修理をスケジュールできることでベルトの修理時間を大幅に短縮できました。これにより工場のダウンタイムが短縮され、生産性が増し、収益性が改善しました。ベルト保守チームの主要メンバーと Amigo の性能についてフォローアップを行ったところ、スプライスする前にベルトのエッジから湿気を取る Amigo の予熱機能によって、スプライスにピンホールが発生する可能性が減り、バクテリア繁殖の可能性を心配することが減ったとの報告がありました。これは食品加工では特に重要な特長となるでしょう。Amigo スプライスプレスはスプライス作業において一貫した高性能なスプライスを実現し、財務的にも十分に実現可能な方法になりました。